転職を繰り返すことはデメリットしかありません。3回、4回ならまだしもそれ以上だと会社側も採用することに慎重になります。退職理由は色々あるにしてもあまり多いと評価は良くありません(自分が雇う側の立場で考えればわかりますね)
転職は悪いことでなく転職を繰り返すことが問題なのです。ある時点で考えを改めて、自分の生活を安定させて将来をじっくり考え、行動するためのヒントを書いておりますのでご参考になれば嬉しく思います。
転職を繰り返す理由?
転職回数の多い人はナゼ転職が多いのか客観的に自己分析をすることが大切です。自分の問題として何が考えられるのか、会社の問題として何があるのかを箇条書きに書き出してみて下さい。できれば家族、親友などと一緒にみると中立的判断になり、これからの転職に役立つと思います。
自分のわがまま、自己中心的だとするとサラリーマン(社会人)としては問題です。自分に問題があるのか会社側に問題があるのかよく考えてみましょう(自分に原因があるとわかっているのでしたら自身改めないと変わりません)
例えば会社の問題としてモラハラ、生命に危険がある、不条理なことがある、経営状態が良くないなどの場合は退職しても当たり前のことと思いますが自分の問題として例えば給料が安くて転職考えているなら最初から分らなかったのですか?大概の会社は入社前に面接がありますから自分で働ける条件を確認することができます。そのための面接です。
よくあるのは給料については聞きにくい(採用に悪影響の心配)から聞かないで入社後に少ないことで不満を持ち、そして退職というパターンは双方においてデメリットです。
仕事の内容も同様で入社前に自分に合うか、出来そうかよく確認してから入社すべきところが、これも曖昧にしてしてしまう。
就職前(応募前)において重要な点を曖昧にした結果、こんなはずじゃなかったと退職を繰り返しするのは意味の無いことと、その会社にも迷惑かけます。(ハローワークなどの仕事内容、条件面などの要確認)
面接の重要性
無職の状態ですと、1日でも早く就職を希望しますので、転職先の条件をよく確認しないで応募或いは、面接時よく確認しないで入社するパターンの人は危険です。また転職の可能性があります。
面接は自分の働いてもいいとする条件と、相手の会社の条件を確認して納得出来たら応募(面接後)でもいいのです。そのための面接なのですから、自分の条件に合わないときはその場でお断りしても構いません(だからといって自分の条件にマッチする会社に出会うかは別ですよ)
面接(後)したから条件が合わないのにも関わらず入社しなければならないことはありません。無理に働いても後々納得出来なければ、結局辞めることになります。面接時に雇用条件を確認することは当たり前のことで、給料とか採用前に聞くと不採用の心配しているのでしたらはき違えています。
もし面接で聞きたいこと聞いて不採用になったとしたら、むしろ良かったと思います。働く上で必要なことを聞いたのにこれを理由に不採用としたら、その会社はこちらからお断りですよね。考えてもみて下さい。面接は何のためにするのですか?一言で言えばお互いの条件を確認するための時間です。
ただし確認する順番は大事です。まずは仕事内容を具体的に聞いて自分には出来そうか、したくない仕事か?働く上で一番のポイントです(自分である程度イメージが出来ればOKです)次に勤務時間、残業、福利厚生(各種手当て)、公休日、最後に給料ほか気になる点などです。面接で仕事内容確認前に給料を先に聞くのはNGです。
重要なことは面接前に応募する会社の仕事内容を確認し、不明な点は面接で聞くことと、予めの情報入手し、面接で再確認することも大事です(温度差をなくするため)やっていけないのは焦って入社できればいいやと面接時に仕事内容、雇用条件をよく理解しないまま(納得しないまま)入社がマズイです。入社後後悔するケースです。
究極は会社は働く人の時間をお金(給料)で買うことなのです。一方で働く人は自分の時間を会社のために使うことでお金を(給料)もらうことです。端的に述べましたが、現実はお金に限らず団体生活ですから協調性を学んだり、スキルアップ、自分の成長などをする場でもあります。ですからある程度長い期間働いた方が学ぶことが多いと思います。
転職を繰り返さない方法
入社前(面接後)にわかることは必ず確認し納得したら入社する「具体的な仕事内容」「勤務時間」「残業」「福利厚生(各種手当て)」「公休日」「給料」など。入社後でないと分らないこともありますが、入社前に基本的な雇用条件を確認することで大きなギャップはなくなります。
会社で仕事をするということは、どこの会社で勤めても自分の思い通りに仕事が出来る会社はないと、思った方がいいです(これが現実です)仮に自分の思ったとおりにいかないから辞めるとしたら、また同じ結果です(転職を繰り返してるとわかると思いますが)
僕もサラリーマン42年間して上層部にいましたが、それでも思い通り出来ませんでした。開き直るのでなく、世の中そんなもんだと考えております。逆に会社で何でも思い通りになったら、自分自身天狗になり人の忠告を聞かなくなります。思い通りにならないことを会社で学ぶことも、人生においてとっても大事なことです。
仕事が出来ること(給料頂いて生活できる事)に感謝をして働いた方がいいですよ(働きたくても働けない人もいますから)ここが働くことの基本でこれを考えず自分のことばかり優先していたらどうなりますか。断言します。どこの会社でも長く勤めることは出来ません。勿論、既述したとおり安心して働ける条件であることが最優先です。
転職したいと思う理由は様々だと思いますが、もし自分の気持ちの持ち方に関係するとしたら、考え方を改めた方が絶対にいい方向に向かうと思っています。会社も他者も残念ながら自分の都合に合わせてもらえません。入社した会社の先輩社員も、ひとつやふたつ不満は必ず持って仕事をしていると思いますので自分だけではありません。
人は誰でも不満(悩み)を持って仕事(生活)しているのです。
僕も現役時代、上司、同僚、部下に不満をいっぱい持っていました(笑)
転職繰り返すメリット、デメリット
働く人、会社にはメリットはありません。
働く人、会社にはデメリットだらけです。双方において何一ついいことはありません。
働く人は毎回転職する度に仕事を教えてもらう新人です。会社は長く勤めて欲しい(仕事が出来る人は)のが基本ですから数ヶ月、数年で退職となればまた採用して仕事を教えなければならない。そして事務的な仕事として入社退社において会社、公的手続きをすること(健康保険、失業保険など)もしなければならい。
家族がいたら
転職する人で家族がいたら、慎重に行動した方がいいと思います(特に自分の都合で退職と言うのであればなおさらです)家族に相談してから判断することです(自分ひとりで決めないことです)
例えば夫が転職繰り返すと当然ながら妻、子どもが不安になります(特に思春期)また辞めたの?妻には退職理由を話すと思いますが子どもにはそうはいきませんから。
現実問題として今後の再就職、現在貯金、教育費、将来についてどうするのか、どうしたいのか家族に説明をすることをお勧めします。単身と違い健康保険など公的な手続きの煩わしさも必須です。
まとめ
- 会社を退職するのを好きでする人はいませんが、やむを得ず退職の選択をしていることだと思いますが、いつまでも転職するわけにはいきません。
- 今の時代は人手不足であるため昔に比べると簡単に仕事を見つけやすい環境にありますが、しかし繰り返すことで得ることが少なく、自身の年齢が毎年高くなり就職の選択が少なくなっていくだけです(おわかりでしょう)
- 何度か転職を繰り返したのであれば早い時点で、考えを切り替えて仕事をした方がいいです。ある程度勤めていればこそ昇給、賞与、処遇においても今より有利になるかもしれません。いつも中途入社ですといつまでも新入社員です。
- 僕のサラリーマン時代の経験からひとつの見方として自由に書かせてもらいましたが、繰り返しの転職は慎重になさった方がいいと思います。熟読いただいてお役に立てたら嬉しい限りです。
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